今日の気付き・・(12.20)

みなさん、こんにちは。

賢心舘牛田新町道場の山口です。

 

題名について、

「稽古報告」としていましたが、

毎回の日記は、単なる稽古の報告ではなく、

そのときどきに感じたことを書き綴っているので、

「今日の気付き」に変更しました。

ここでいちいち報告するほど

たいしたことではありませんが・・・

 

 

 

 

では、今日から、

「今日の気付き」

ということで、前日の道場の練習や、

子供達とのふれあい、指導者や保護者の方々との会話などから、

 

気付いたことを書き綴っていこうと思います。

よろしくお願いします。

 

 

 

寒くなってきて、

体調不良で休む子もいます。

 

しかし、体調不良だけではなく、

気持ちがなかなかのってこない子供達もいます。

 

 

いつもやる気満々ということは、

なかなか難しいことだと思いますが、

 

やる気の出る日と

やる気の出ない日・・。

 

この波の高低差を出来るだけ少なくすることが、

大事なことだと思います。

 

 

 

やる気のある日は、

気分ものっていますから、

少々技がかからなくたって、

少々投げられることが多くたって、

前向きに練習が出来ますが、

 

 

やる気が出ないときは、

技がかからなければ落ち込み、

投げられれば落ち込み、

いわゆるスランプ状態に陥りやすいです。

 

 

一旦、負のスパイラルに入ってしまったら、

なかなか抜け出せなくて、

最悪、ドツボにはまってしまいます。

 

 

そうなると、道場に来るのも億劫になり、

足が向かない日が続くと、道場にも行きづらくなるし。

 

 

 

 

 

 

いつも子供達に話すことを、ここにも書きますが、

その中に、

『心・技・体』

の話があります。

 

心技体の中で、「心のあり方」が一番大事だという話です。

 

 

また、辛いときこそ、その「心」を鍛える絶好のチャンスだということも、

よく子供達にも話しますし、ここにも書いたことがあると思います。

 

 

 

となると、気分がのらない時が、

その「心」を鍛える絶好のチャンスだということですね。

 

 

気分がのらないときに、

いかに気分を乗せていくか。

 

その方法を自分なりに経験することが、

自分の自信にも繋がってきます。

 

 

では、どうしたら

気分が乗らないときに乗せていくことが出来るのか。

 

 

 

「気分が乗る」ということは、

調子が良いということです。

 

自分は調子が良いんだと思わせることが、

早道かもしれません。

 

となると、

自分の得意な相手をどんどん捕まえて練習し、

気分を乗せていくこと。

 

これも一つの手段かもしれません。

 

 

 

しかし、私が大学時代、

まったく真逆な方法を指導されたことがあります。

 

 

 

 

「調子が乗らないときは、苦手な相手ととことんやれ」

 

 

 

なんか、そんなことすると、

どんどん気分が乗らなくなってしまいそうです。

 

 

その当時は、

全く意味が分かりませんでした。

 

しかし、大学時代の先生は、

私に容赦なく私の苦手とする相手をぶつけてきます。

 

 

大学生ともなると、

あまりそういう風にされることを嫌います。

私の性格上、おそらく相当表情や態度に表していたと思いますが、

 

全く手を緩めず、

苦手な相手とどんどん組まされます。

 

しかも、後輩がほとんどで、

自分のプライドまで傷つけられそうになります。

いや、相当きづついたかもしれません。

 

 

しばらくふてくされて練習していたと思いますが、

いつの間にやら、自分が集中していることに気づきました。

 

 

いろんな感情が渦巻きながらも、

いつしか苦手な相手をそういう意識を持たず練習していました。

 

 

 

私の表情の変化に気付いた先生は、

 

「わかったか?」

 

と、ただ一言おっしゃいました。

 

 

 

 

いちいち一言一言言葉で説明されたわけではありませんが、

苦しい状況、いやな状況にあえて追い込むことで、

心理的な変化が出たのは間違いありませんでした。

 

 

 

しかし、中途半端ではよくなかったと思います。

とことんまで追い込まれたから、

意識的な変化が無意識のうちにされていったのだと思います。

 

 

 

そのときにその先生がおっしゃったもう一つの言葉は、

 

「苦手を克服したいなら、苦手とどんどんやるしかない」

 

という言葉でした。

 

 

 

振り返ってみると、

私がそのときやらされた相手は、

ほとんどが左組。

私は当時左の合い四つ、しかも、奥襟をバンバン取って来る相手が苦手でした。

 

そして、後輩でそういうタイプの選手とは極力やらない。

やったとしても、威圧的な態度で練習し、

後輩に精神的プレッシャーをかけてしまう、最低の先輩でした。

 

 

先生は、そういう私の悪いところをしっかり見抜き、

そこを克服しないと「山口」という選手は、

このままつぶれてしまう。

 

そう思って、私にあえて苦手な相手をどんどんぶつけてきたのだと、

後になって気づきました。

 

 

 

 

それからは、なんとなく今日は気分が乗らない。

というときは、その先生のところにいき、

何本か稽古をつけていただきました。

 

そして気分のコントロールをするコツをつかんでいったように思います。

 

 

 

今となってみれば、

これは、柔道に限らず、

人が生きていくうえでも大事なことかなと思います。

 

 

柔道を通して、

そういうことへの気付きも与えていただけたと、

当時の先生の私への対応に、

心から感謝しています。

 

 

 

賢心舘でも練習を見ててそういう状態の子供を見かけます。

まだまだ小学生や中学生ですから、

私が大学時代にされたような対応まではできませんが、

 

あのときのことをヒントに、

そういう子達の気持ちを少しでも上げていけることが出来たら良いなと思います。

 

 

 

年末のこの時期、

一年の念頭に思い描いた目標を、

この一年でどれだけ達成できたか・・

 

そういうことを思い返しながら、

この一年を総まとめしてもらいたいと思います。