稽古報告・・(12.16)

みなさん、こんにちは。

賢心舘牛田新町道場の山口です。

 

一気に寒さが増してきましたね!

昨日の練習前も、小雨がちらつき寒さが身にしみました。

 

今朝は、私の自宅付近はうっすら雪景色。

この週末にかけて更に冬型の気圧配置が強まり、

寒くなり雪も降るとか・・。

 

車の運転、健康管理など、

いろんな意味でお気をつけ下さい。

 

 

さてそんな中、機能の練習は小学低学年がいない練習日で、

ハイレベルな技術指導ができる練習日でもあります。

 

小学5年生から中学3年生まで、

出稽古の子供たちを含め、しっかり技術指導を行いました。

 

ただ、学年的なことや体力的なことで、

子供たちのレベルに随分差がありますので、

それぞれの子供全員に目を配らせながらの指導になります。

 

時間が足りません。

が、ある時間を有効に、知恵を絞っていろいろ考えていきたいと思います。

せっかく参加してくれてる子供達に、

柔道の楽しさや奥深さを知ってもらうには、

私たち指導者の意識の持ち方や考え方にかかっていると思いますので。

 

 

さて、昨日は寝技では四つんばいの相手を下半身をロックしながら

ひっくり返し、縦四方固めに入っていく入り方の説明ししました。

わりとオーソドックスな入り方で、試合などでもよく見かけます。

 

寝技での返し方のポイントとして、

四つんばいの相手をひっくり返す時の方向が重要なポイントとなります。

 

四つんばいを相手に対し、

縦軸と横軸の方向には相手の力点が作用して上手く返せません。

 

しかし、斜めの方向には、

意外と相手は力が入りにくく返しやすいのです。

「※」の「×」の方向がその方向で、

「・」の方向が返しにくい方向です。

 

返すときの一つのポイントとして、

“かかと”でしっかりあいての股関節の前付近をロックすること。

ロックしておきながら斜め前方の方向に返すと、

四つんばいの相手は意外とすんなり返ります。

 

 

返したあとは、

締めを狙うなり、縦四方固めを狙うなり、

高校生以上であれば関節を狙うなり、いろいろ選択肢があります。

 

昨日は縦四方固めの入り方の実技実習でしたので、

その入り方を説明し、何通りかの入り方を反復しました。

 

そして

入り方があればそれを凌ぐ方法もあり、

それも簡単に説明し、

次に、縦四方固めの逃げ方を説明しました。

 

なかなか文章で説明できないので、

ここでは詳しく説明できませんが、

どの抑え込みでも、

抑えるポイントがありますが、

逆に逃げるにはにげるポイントがあります。

そのポイントをはずしていくことで逃げられるようになります。

 

ただし、寝技の場合、立ち技と違って、ダイレクトに相手と自分の体の力がぶつかります。

なので、体の力があるほうが非常に有利になってきます。

しかし、寝技はこつこつ練習を重ねていくことで、

その体の力が強くなります。

 

そうなると簡単に抑えこまれなくなりますし、

抑え込まれたとしても逃げる力がつきます。

 

そして、体の芯が強くなるので、

立ち技のときにも重心が安定し、立ち技も効きはじめます。

 

しかししっかり効果を発揮するには、

反復練習を繰り返し、自分の体がとっさに反応するくらい、

身に着けなければならない事ですが。

 

 

 

 

 

そして、立ち技は払い腰の入り方の説明。

私の得意技の一つに払い腰があります。

 

よく、内股が得意だという選手がいます。

しかし、内股ってみなさんが認識しているより随分高度な技術だと

私は思っています。

 

しっかり相手を腰に乗せることを覚えさせるためには、

払い腰をしっかり掛けられる選手に育てていきたい。

そう思います。

 

打ち込みで大事なポイントとして、

一の足と二の足の位置関係。

相手と自分の体を軸足一本で支え安定させなければならないので、

やじろべえのごとくバランスをとることが重要です。

 

引き手と釣手における手首の使い方も重要で、

今大活躍の西山兄弟、彼らのお父さんは私の高校の一つ上の先輩で、

まだ、西山兄弟が小学生の頃から手首の使い方を厳しく指導されてたのを記憶しています。

彼らの手首の使い方は、素晴らしいものがありましたし、

今は更にそれが進化していますね。

先日の大会も兄弟で大活躍でした。

 

手首は強くしなやかに動かせなければなりません。

 

さらに、腰の位置や打ち込みの際の軸のブレを修正するための

目の位置の持っていき方などもしっかり指導し、反復させました。

 

 

 

かなりハイレベルな事を指導した部分もありますが、

これらは全て、子供たちの受け止め方で変わります。

 

わからん・・と思って耳に入れないのか、

わからないけどわかろうと必死で聞く姿勢を取るのか。

 

わからないから適当に体を動かすのか、

わからないなりに何度も挑戦するのか。

 

ここで差が出てきますね。

 

 

こういうことも、

子供達に気付きを与える意味で、

必要に応じて伝えていかなければならないと思います。

 

 

今日の日記は長くなりました。

 

 

県内外の柔道関係者の方がこの日記を読んで下さってるようで、

技術のことを直接メールや電話で聞かれることもあり、

 

出来るだけ伝えら得る範囲でここに記していこうかなと思ってみました。

 

ただ、文章ではなかなか伝えにくいので、

そのあたりはご理解いただきたいと思います。

 

機会があれば是非、賢心館の道場にて・・。